36歳で1型糖尿病!? ~管理栄養士が1型糖尿病になった話~

令和5年36歳で1型糖尿病と診断を受けました。前向きに病と共存し、奮闘しています。

2型DMお松(友人)の話

こんにちは!オッス、オラばばあ!1型糖尿病の疾風のおりんだ!

 

今日の宮崎もお天気が悪いです。雨の日はこれまた雰囲気があって、ホットコーヒーが美味しく感じるし嫌いではありませんが、ウォーキングが出来ないのが残念です。なので今夜はジムで体シバく予定です。(明日からの連休、飲食するので身体へきつめのかわいがり 笑)

 

空腹時血糖 121

体重    64.9㎏

 

2か月前まで血糖値280付近でしたが、ここまで下がりました。

まだまだ高血糖な数値ですが、100代になると少しめまいや動機がします。

これまでが高い状態だったので、100代でも低血糖症状が出るのではないかと思います。

今の血糖値に早くからだが順応しますように…。

 

 

さて、私は職場で2型糖尿病の「お松」がいます。同僚であり、友人でもあります。

お松は私より8個年齢が上で、20代後半頃から2型糖尿病を発症しています。

お松とは10年近い付き合いになるのですが、晴れて同じ糖尿病の仲間となりました。笑

 

お松は現在、寝る前の持続型インスリン36単位、毎食後の速効型インスリン14単位、の一日4回のインスリン注射と内服薬メトグルコとフォシーガ、高血圧の薬アムロジピンを内服しています。

 

空腹時血糖は250~280、HbA1c(1~2ヶ月の血糖値の値)8.8% (通常の人は6%以下、入院レベルは8%以上)

ヘモグロビンA1cは10%の時もあるが、ほぼここ3年近く変わらないそうです。コントロール不良です。

 

検査の前日はケンタッキーを6pもしくはピザLサイズ3枚食べていくそうです。

お松曰く「病院の為に節制したら意味がない。日常の生活を送らないといけないから(!?)」

病院から貸出の血糖値測定器も紛失してしまい、毎日の血糖値記入もやっていない。

飲み薬と注射は自分の感覚で増減している。

 

管理栄養士としてなにか力になりたいと思い、食生活や運動、ジムにも一緒に行ったり、仲間でバトミントンをしたり…。だけどお松の考え方は変わりません。私の管理栄養士としての力不足もあると思います。

習慣や考え方を変えるのは以前も書きましたが、生半可ではありません。

 

いつの間にか大人になって二回目の成人式が近くなった年齢では余計に変わることは難しいです。あと、大人になるにつれてだんだんと怒ってくれる人がいなくなります。

怒ってくれる人がいるのは、幸せなことです。自分に期待しているから怒ってもらえる。その時は「くっそが!!クソなのか!!クソ野郎!!」と腹が立つけど、

言われた言葉は自分の中でしっかりと消化して、生かしていくと成長に繋がります。ありがたいことでもありますよね。(^▽^)

 

1週間前くらいに、お松へ私の1型糖尿病のことを話しました。

「まじで?私とあんまり空腹時血糖もHbA1cも大差ないね!」と爆笑。笑

 

 

糖尿病単体の病気はすごく痛い!とか、体調がすごく悪い!という症状はさほどありません。(高血糖低血糖以外は)

ただし、怖いのが糖尿病からくる合併症し・め・じです。

 

し→神経障害(手足のしびれが出てきたり感覚がなくなり、腐っても気づかず足切断。足切断後の寿命は5年と言われている)

 

め→失明。網膜症(小さい血管がダメになって目が見えなくなる、突然やってくる)

 

じ→腎臓の機能低下(これも上記と同じ原理)で透析開始となる。(場合によりますが週三回病院で血液の入れ替え=透析をすることになる)

 

 

これは1型2型ともに共通です。だから、しめじにならないように、日々の血糖コントロールが大事になってくるのです。

 

ただし、1型と2型の明らかな違い。

 

1型はインスリン工場の「すい臓」を自分の免疫が破壊してしまい、インスリンがでなくなります。一生インスリン注射が必要です。インスリン注射がないと生きていけません。

 

2型はインスリン工場の「すい臓」は働いている、もしくはインスリンが生産されてても効きづらくなっている。運動するとそれらは改善されるし、インスリンが効きやすいからだに変化できる。食事によって血糖値のコントロールもしちゃえば、お薬飲まなくて生活されている方もいらっしゃいます。

大学の時ゲストの方の講演で、2型になった医師が食事前に10分間ひたすらキャベツを食べ続けたら糖尿病改善できて現在も続けている、内服も飲んでいない。という事例もあります。努力次第で変わる未来があります。

 

 

1型糖尿病の私からすると、「なぜがんばらないの…」「食事や運動ですい臓を、身体を、インスリンを、もっと大切にしてあげれるのに…」「努力次第で寛解できるかもしれないのに…」とタラレバになるけど羨ましいのです。すごく羨ましいのです。

 

 

お松に言いました。

「私はあなたが羨ましいよ、いくら努力してもいつかインスリンが完全に出なくなる日が来ると医者にも言われてる。自分の免疫にお前らバカか!自分の膵臓を攻撃しやがって!と口癖で言ってるよ。お松はこれからでもいいから、自分の体を大事にして欲しい。」

 

そこから僅かですが、お松がウォーキングを始めたり、食事を写真に撮って「こういうの食べてるけど、どんなかな?」と質問してくれるようになりました。

 

相変わらずどんぶりご飯に肉肉肉、食後はアイスとポテチとジンジャエールを食べていますが、お松の心になにか少しでも刺さるものがあったらいいなと感じています。

少しでもっていっても、画鋲やそれこそ血糖測定の針くらいの微々たるものかもしれませんが。(笑)

 

もし読んでいる方の中でも、

 

糖尿病で食事管理や運動めんどくせーなー

ダイエットしたいけど明日からにするかー

何したらいいかわからないから今のままでいいかー

 

と思ってらっしゃる方がいらっしゃったら、

一緒にがんばろう、ゆっくりでいいからやろうよ!と言っている人間がここにいます!

 

 

無理はせず、お互いのペースで、、、

 

 

今日も一緒に一日がんばりましょう!!!(^^)!